尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)には、投薬療法やレーザーでの療法がありますが、それで完治はできるのでしょうか。
考えてみましょう。
■治まる目安はなく、最低でも1か月単位。
尋常性乾癬の治療には内服薬・外用薬、それに光線療法(レーザー光照射)などが用いられます。
どれくらいの期間で症状が治まるかには個人差があり、標準的な期間が提示されることはありません。
個々それぞれの状態をみて、医師がだいたいの目安を告げてくれることはありますが、それでも1か月単位と思っておいたほうが良いでしょう。
■半年・1年が経過して再発するケースも多い。
非常に残念ですが、尋常性乾癬はいずれの治療法を用いても完治はむずかしいとされています。
比較的早期に症状が治まるとされる光線療法でも、治療が一段落して治まったように思える症状が、数か月後にはまた出てくるケースが多く報告されています。
1年後に再発するケースもあります。
なかなか時間のかかる病気ですが、根気よく向き合う以外に方法はありません。
■尋常性乾癬が「完治はむずかしい」とされるのは、治療しても体質改善までには至らないからです。
完治をめざすなら体質そのものを変えましょう。
ほとんどの病気治療は対処療法です。
投薬によって治まりはしますが完治はしません。
尋常性乾癬の原因が生活習慣・食習慣にあるとしたらそれを改め、体質を根本から改善するしかないのです。
食事の仕方やメニューを変えただけでも、体調にプラスの変化があります。
試してみましょう。